バラシクロビル(商:バルトレックス)は、効能・効果で用法・用量が異なるため、処方を見るとどういう疾患に使用しているか推測できます。
本題に入る前に、バラシクロビルの簡単な薬理作用の説明ですが、
DNA依存性DNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスにDNA合成を阻害します。
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メルカリへのリンクはコチラ<バラシクロビルの効果・効果と用法・用量>
●単純疱疹:
通常、成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
●造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制:
通常成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。
●帯状疱疹:
通常、成人にはバラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
●水痘:
通常、成人にはバラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
●性器ヘルペスの再発抑制
通常、成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する。
なお、HIV感染症の患者には1回500mgを1日2回経口投与
薬局実習では、処方箋を見て、どのような疾患を予想すると勉強になると思います。
<適応疾患の簡単な説明>
●単純疱疹(単純ヘルペスウイルス感染症):
単純ヘルペスウイルス(HSV)には、HSV-1とHSV-2があります。
HSV-1は、唇にできるヘルペスや眼の角膜にできる潰瘍の原因となることが多い
HSV-2は、性器ヘルペスの原因となることが多い。(ただし、HSV-1が性器ヘルペスを引き起こすこともある。)
症状としては、皮膚や粘膜に小さな水疱が現れます。
●帯状疱疹:
水痘帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス3型)が引き起こす病気で、症状としては痛みを伴う水疱の発疹があらわれます。
なお、ほとんどの人は帯状疱疹に一度かかると終生免疫を獲得するため、それ以上帯状疱疹が起こることはあまりないようです。